好きなんだ

どんな趣味でも、それって何処が面白いの?

って言われると好きでもない人に言葉で説明するってかなり難しい事が多いですよね。

 

例えば、撮り鉄*1

走る鉄の塊を撮る為に多くの時間と多くのお金、体力や能力を使い撮影地まで赴き、カメラのシャッターを落とすだけの趣味。

 

後で綺麗な写真を見れますが、そこまでやる程の楽しさや対費用効果ってあるのかと説明を求められるとなかなかに難しい。

どうしても写真を見たいとしても、近場の誰かが写したものをネットで検索すればそこそこの画像は出ますし。

 

ましてや駅構内で群れてしょーもない写真を我先に撮影するってなったらいよいよ撮り鉄仲間でも首を傾げる方も少なくない。

 

それでも、本人は楽しいからその趣味をしているのだろう。

 

 

前置きはこれぐらいにして、本題。

 

現在の私の主な趣味は着ぐるみである。

その着ぐるみ趣味も実は色々な方向性があって『着る』『撮る』『つくる』『愛でる』がメインです。*2

 

では、何故か着ぐるみ好きなのかと言われると私も上手く説明出来る訳ではないので方向性について各々の説明をすると多少は他人に理解してもらえる可能性が出てくるかもしれません。

 

それでは着るについて。

着ると言ってもやっぱりその目的は人それぞれ。

じゃあ、なにをしたいか。

そう聞かれると、まずは着る事によって今までの自分を脱却し、鏡にはいつもの自分と違う可愛い人物が写ってる事に興奮を覚える…要するに自萌えをするって答えますね。

普段、ぶっさいくな自分というおっさんが可愛くなったら萌えませんか?

更に、ネットに写真を掲載したり、外イベントに行くと『可愛い』って知らない方からお声かけされるんですよ?

 

(☝️ ՞ਊ ՞)☝️キェー!

 

しかし、これは承認欲求になってしまい、どんどん刺激を強めないと、すぐに飽きたり、自己嫌悪になる可能性を秘めた諸刃の刃なんですよね。

ま、とりあえず着るだけで満足してる間は無理にそれ以上求めない方が楽しく長く続けられると思いますよ。

 

 次に撮る。

 

イベントやオフ会で可愛い着ぐるみさんを見かけたら写真を撮りたくなる。

これは通常生活でもそうだと思います。

綺麗な景色や面白い状況を見かけたらカメラやスマホで気が向くままに記録するって現在ではその辺でよく見かける光景ですしね。

 

その被写体が着ぐるみさんなだけ。

更に、凝った撮影で自分の思い描いた写真が撮れれば達成感も得られる、そして可愛い着ぐるみさんを家に帰って画像でも見られる二度美味しいとな。

 

私の場合はそこから更に突っ込んで、切り取った瞬間からキャプションを付けて写真のイメージから本来と違うストーリーを持たせるという遊びもします。

二次創作な着ぐるみから更に二次創作するから三次創作なのかもしれませんな。

これも上手く繋がった時の達成感でまたその次に同じ想いをしたいという事で継続したり、写真を撮る段階で下準備したりとかも。

 

 『つくる』なんてものはその達成感を得る為にやってると言っても過言ではないですし。

頑張って何かを作って、それがうまく完全したら嬉しいじゃないですか。

さらに、高評価なんか戴いたら有頂天でございます。

 

最後に『愛でる』

これが一番説明が難しい。

だって着れば自萌え、撮れば写真を見られる、作ればそれが手元に残る。

愛でるだけってそれを全てしない、否定する行為と言っても過言ではないのです。

 

それなのに愛でるだけ。

場合によっては着ぐるみさんの頭を撫でるだけでも満足するのですよ。

それは自分の所の着ぐるみでも。

そこがなかなか他の趣味と違うところで、着る行為をしているとその姿を直接見ることはできません。

鏡に映る姿を見てもそれは虚像でしかなく、視界が狭いなかでは情報量も減りますし。

そこで誰か他人に着せるという手段を取るわけですな。

 

そりゃ、少ない情報量でも可愛いのですよ。

目の前に居たらもう…ね♪

 

じゃ、じゃ、じゃあ。

他人の着ぐるみさんならどうでしょう。

とにかく可愛い、愛でるだけでも満足するような着ぐるみさんはほんと愛でるだけになっちゃうのですよ。

『可愛い過ぎて語彙力の喪失』そんな状況。

 

現在の私の能力ではまだまだこの辺は説明しきれないようです。

 

もっと自分の想いを言葉に出来たら共感出来る方が現れるのかもしれませんね。

 

それでは、今日はこの辺で

*1:鉄道車両の写真を撮る事を主にする方々の事。  鉄道趣味は奥が深くかなり趣味としても裾野が広い。 他には『乗り鉄』『模型鉄』が有名である

*2:他には、キャラショー、TS、コレクション、他人に着せる、とりあえず目立ってちやほやされたい等、鉄道趣味と同じくらい方向性が存在する